私は大学3年の秋まで司法書士を志していた。しかし「企業の中で仲間と同じ目標に向かいながら法律の知識を役立てたい」と思い直し、RECRUITへ入社した。なぜRECRUITだったのか?人に惹かれたからだ。夢や野望をまっすぐに語る人が多かった。「私は3年後に卒業して起業する」とか「俺は日本を変える政治家になる」とか。大志を臆せずに、ごく普通に語る人たちに出会った。なかなか大風呂敷を広げられない性格だった私には、そのように自ら期待値をあげることで目標を高くし、そこへまっすぐに挑もうとする人たちの姿が眩しく見えた。そして「この人たちと同じ高い目線で、同じゴールに向かいながら働くことは、きっと自分の財産になる」と思い、私はRECRUITを選んだ。

2006年4月
新卒入社。人材領域の企画統括室を経て、新規事業開発室にて、
RECRUITと大手広告代理店が設立したジョイントベンチャーの組織再編プロジェクトに関与。
2010年4月
法務部に異動。同年12月より第一子出産のため、産休・育休を取得。
2012年2月
法務部に復職。美容飲食事業やR&D部門を担当し、RECRUITグループの関連会社である
(株)ニジボックスの海外事業展開の実施準備もサポート。その他紛争対応、M&A組織再編プロジェクト、
株主総会の運営などに携わる。
2013年10月
カンパニー法務グループのマネージャーとなる。
現在は「グループ経営支援」「カンパニー法務」2つの組織のマネージャーを担っている。

私はRADで人材採用・結婚・進学・EC・飲食・美容など様々な事業領域を担当し、新サービス開発時などの法的リスク評価、紛争対応、各種契約審査などの企業法務全般に従事してきた。そしてその過程ではいつも、“大きめの服”を用意してくれるRECRUITの風土が私の成長を加速させてくれた。“大きめの服”は私にとって有難くもあり、時に苦しいものでもある。たとえば入社して8年目、「マネージャーになってほしい」と言われた時は、サイズが大きすぎて着るのが怖かった。しかしこれも会社が用意してくれた大きな成長機会。長く悩み抜いた末、大役を受けた。

私のミッションは、組織全体でRADの法務の価値を最大化していくこと。そしてその価値とは、“攻めの法務”のマインドをもち併せながら事業と伴走し、RECRUITのビジネスを前へ進めるための支援に全力を尽くすことだ。新しいビジネス創出に挑む時、そこにはいつだってリスクがある。単に「リスクがあるから」と言って事業のやりたいことを止めるという考えは、時に行き過ぎた判断になり得ると私は思う。大切なのは、事業が展開したいと考えている新サービスのことを徹底的に理解して、法的リスクの度合いを正しく見積極め、回避・軽減する手立てを可能な限り見出し、ときにはそのリスクを積極的にテイクするための支援をすること。それが攻めの法務の基本だともいえるが、しかし一方でRECRUITが注力しているネットビジネス分野は、ビジネスモデルなどに先例がないことが多く、リスクの度合いも見定めにくい。またスピードが命の分野でもあるため、リスク評価にも機敏性が求められる。その中で攻めの法的支援を実現するためには、法務が組織全体で常に進化していく必要がある。

RADの法務部門には、大きく3つの機能のグループがある。RECRUITのリーガルガバナンス方針やリスクマネジメント体制の立案・推進など経営に関する法的支援を担い、株主総会の企画・運営も行なう「グループ経営支援」。国内を中心とするグループ会社の新サービスの立ち上げ、投資・組織再編や海外展開にかかる法的支援の他、契約起案・審査や係争対応なども行なう「カンパニー法務」。M&Aなどによるグローバル投資案件の法的支援や海外子会社の事業支援を担う「グローバル法務」。その中で現在の私は「グループ経営支援」のグループと、「カンパニー法務」の中の1つのグループのマネージャーを兼務している。

RECRUITにはバラエティに富んだサービスがある。数が多いだけでなく、そのモデルやスキームも多様だ。各々によって関係してくる法律も多岐にわたるため、実際のビジネスで起きている事象を法律の規範に当てはめていくチカラが幅広く養われる。そしてそのチカラの醸成を、大きな裁量と共にスピード感を持ってどんどん重要な仕事を任せてくれる企業風土が加速させる。私は、改善、改良はできても、ゼロから何かを生み出すことができないタイプの人間だ。だから、イノベーションを生み出せる人に惹かれるのだと思う。これからは、事業の人たちと一緒に、新しいビジネスの芽を、グローバルで咲かせたいと思う。